« EXCEEDⅠ和訳 LESSON 3 津軽三味線と吉田兄弟 | Main | EXCEEDⅠ和訳 LESSON 5 地雷に反対するランナー »
EXCEEDⅠ和訳 LESSON 4 名前には何の意味があるか?
By admin | 7 月 1, 2008
Lesson 4 What’s in a Name?
(名前には何の意味があるか?)
P.48 〔和訳〕
あなたは、世界中で一番高い山の名前を知っているだろうか?
もちろん、知っているだろう。
それは、ヒマラヤ山脈のエベレスト山である。
それは、チベットとネパールの間にある。
世界中の多くの人々は、長い間その山をエベレスト山と呼んでいる。
しかし、チベットやネパールの人々は、その山をその名前では呼んでいない。
彼らには、その山に対する独自の名前がある。
チベットの人々はそれを「チョモランマ」と呼び、ネパールの人々はそれを「サガルマータ」と呼んでいる。
「チョモランマ」は「世界の母神」、そして「サガルマータ」は「偉大な青空の頭」を意味している。
P.49 〔和訳〕
それでは、「エベレスト」とはそういう意味なのであろうか?
「エベレスト」は、ジョージ・エベレストというイギリス人の名前に由来している。
彼は、1830年から1843年にかけて、インド測量局の長官だった。
当時、イギリスは世界の超大国だった。
1852年に、測量局はその山が世界中で最も高いということを発表した。
測量局は、ジョージ・エベレストに敬意を表し、その山をエベレスト山と名づけた。
このようにして、エベレストという名前は世界中に広まったのである。
このような例はもう1つある。
オーストラリアの中央部にある巨大な岩は「エアーズ・ロック」と呼ばれている。
それは、ヘンリー・エアーズにちなんで名づけられた。
彼は、イギリスからの役人で、南オーストラリアの首相になった。
オーストラリアのアボリジニーの人々は、それを「大きな岩」という「ウルル」と呼んでいる。
現在、より多くのオーストラリアの人々は、この岩を「ウルル」と呼び始めている。
P.50 〔和訳〕
新しい世界地図と古い世界地図を比較してみると、いくつかの地名が変更されたということに気付くであろう。
次のページの地図を見なさい。
上の地図は古いものであり、下の地図は新しいものである。
その新しい地図は、1998年に印刷された。
古い地図には、「ボンベイ」という名前が見えるであろう。
その地図の製作者は、1997年までその名前を使用していた。
しかし、1998年からは、「ムンバイ」という名前も使用することに決めたのである。
また、「チェンナイ」と「マドラス」という名前の両方も使用し始めた。
「ムンバイ」と「チェンナイ」は、原語名と音が似ているため、現在新しい地図で使用されている。
およそ4000の地名が、原語名に変更されようとしているのである。
なぜ、人々は原語名に戻りたがっているのであろうか?
なぜなら、彼らにとって原語名は重要だからである。
原語名は、彼らの生き方、すなわち彼らの文化を反映しているのである。
P.52 〔和訳〕
個人名の場合は、地名と事情は異なるかもしれないが、ある意味ではそれらは同じなのである。
両方とも、人々のアイデンティティと、彼らの文化を反映しているのである。
私たちが英語を話したり書いたりする時の、日本人の苗字と名前の順番というケースを考えてみよう。
例えば、私たちはSuzuki Taro、もしくはTaro Suzukiと名乗ることが出来る。
数年前までは、多くの日本人は後者、すなわち英語式に名乗っていた。
彼らは、英語を使うときには、英語式にしておいた方が良いと考えたのである。
しかし、現在ますます多くの人々は、自分たちのアイデンティティを示すために日本式の順番を用いるべきであると
考えている。
朝鮮人や中国人は、長い間本来の順番を用いてきた。
あなたは日本式、もしくは英語式のどちらがいいだろうか?
タグ: EXCEEDⅠ, 三省堂, 本文全訳関連する投稿
Topics: EXCEEDⅠ |
Comments
You must be logged in to post a comment.