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UNICORN READING LESSON 3 [2]

By admin | 2008 / 07 / 11 | 89 viewed

[2]

p.29

その日の晩,コグズウェル博士は何が起きたか信じられない様子だった。彼は自分の娘を敬慕し,それはトーマスも分かったのだが,2歳のときに彼女から聴覚を奪ったしょう紅熱について語った。彼女は,自分が知っていた言葉も忘れた。4歳までには,聾唖(すなわち,聞いたり話したりできない)であると診断され,理解力もないものだと思われた。

コグズウェル博士は娘に対するこの診断(判断)を決して受け入れなかった。彼は,彼女が知的障害であるとは信じなかった。たとえ厳重に閉じ込められているとしても,知性はこの娘の中で生きているのだと確信していた。

p.30

しかしコグズウェル夫妻は,アリスを数少ないヨーロッパのろう学校の一つに送り込むことをためらった。夫妻は彼女の無力に恐れ,自分たちだけで彼女を教育しようとしたがうまくいかなかった。しかし,今や,午後,コグズウェル博士は若いギャローデットがある種の奇跡を起こしたのを目の当たりにしたのだ。彼はうれしさのあまり叫んだ。「アリスをヨーロッパの学校に通わせなくてもすむんだ。この子は無学のまま生きる必要はないのだ。」それから彼はトーマスの方を向いて,アリスを助け続け,彼女の教師になって欲しいという願いを口にした。

夕食までに,トマスはフランスの神父であるアベイ・シカールによって書かれた「The theory of signs」という題名の2冊のフランスの本を持ってコグズウェル家を後にした。

p.31

翌朝,トマスはアリスを散歩に連れ出した。彼女は興奮して物から物へと走っては,その名前を知ろうと彼の方を見た。彼は,コグズウェル博士がくれた本から学んだとおり,一つ一つの単語のつづりを彼女に指で書いてみせた。明日は,イメージを創り上げる手話というものを教え始めようと彼は思った。例えば,赤ん坊を表すサインは,まるで赤ん坊を抱いているかのように右手を左腕でゆすることで表された。しかしながら,多くのサインはもっとあいまいだった。「孤独である」という単語は右手の手のひらを左に向け,人差し指を唇と交差させて上から下に引くことで示された。
それからは,トマスは,週末をニューイングランドの教会で説教することに費やし,平日をアリス・コグウェルに口によってではなく,手によって話される言葉を教えることに費やした。トーマスの弟や妹も加わり,手話と指文字を教え,アリスが新しく単語を覚えると拍手喝采した。

P.32

彼女は一日におよそ20個ずつ覚えたが,その一語一語が、扉を通り抜け,彼女を隔ててきた壁を越えるように,彼女をさらに駆り立てるのであった。人々はしばしば足を止め,子供たちの一団が空に絵を描くのを見ていた。

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