« VISTAⅠ和訳 Enjoy Reading 1 ピーターラビットのお話 | Main | CROWNⅠ和訳 LESSON 7 »
VISTAⅠ和訳 Enjoy Reading 2 スーホと白い馬
By admin | 7 月 1, 2008
ENJOY・READING 2 Sukhe and the White Horse
(スーホと白い馬)
P.96
スーホとスーホのおばあさんは、モンゴルの広大な草原で暮らしていました。
スーホは貧しい羊使いで、よく働きました。
ある晩、スーホは帰ってきませんでした。
おばあさんはひどく心配していました。
そのとき、スーホが暗闇の中を白い子馬を連れてくる姿が見えました。
スーホが言いました。「こいつを見つけたんだ。
母さん馬がいなくて、狼に食われてしまうのが心配だ。」スーホはそう話しました。
P.97
スーホは子馬の世話をしました。
子馬は日に日にたくましく成長しました。
体は、雪のように真っ白で、とても美しく、スーホはこの馬がかわいくてたまりませんでした。
ある年の春、競馬が行われるという知らせがありました。
1等になった者は、王様の娘と結婚できるというのです。
スーホは競馬に出るよう友達に進めれたので、白馬に乗って町へ行きました。
P.98
たくましい若者がたくさん競馬に出ましたが、1等になったのは白馬に乗ったスーホでした。
王様は嬉しくありません。
1等になったスーホが貧しい羊飼いだったからです。
王様はスーホの白馬を銀貨3枚で買い取ろうとしました。
しかし、スーホは「私は競馬に出るために来たのであって、馬を売りに来たのではありません。」と言いました。
王様はひどく怒って、「こいつを打ちのめせ!」と怒鳴りました。
家来はスーホを打ちのめし、白馬を取り上げてしまいました。
P.99
スーホは家に運ばれました。
おばあさんは、来る日も来る日も、スーホの看病をし、スーホは次第に元気になりました。
でも、白馬がいないのが寂しくてなりません。
王様はといえば、新たに手に入れた白馬をみんなに見せることにしました。
しかし、王様が白馬にまたがると、馬は王様を地面に振り落とし、風のように駆け去りました。
「早く、あいつを捕まえろ!でなければ殺してしまえ!」王様はそう怒鳴りました。
兵士たちは白馬めがけて矢を放ちました。
何本もの矢が白馬の背に刺さりました。
それでも、白馬は走るのを止めませんでした。
P.100
その晩、スーホとおばあさんは、家の外で物音がするのを耳にしました。
おばあさんは外へ出て行くと、「うちの白馬だよ」と叫びました。
スーホは馬の背中に矢がたくさん刺さっているのを目にしました。
「お願いだから死なないでくれ」と彼は言いました。
しかし、手遅れでした。
白馬はひとく傷ついていて、次の日、死んでしまいました。
スーホは何日も眠れませんでした。
やっとある晩、眠りにつくと、夢を見ました。 finally 〔副詞〕ついに
白馬が話しかけてきたのです。
「私のために泣いてはいけません。
私の骨を使って、私の皮を使って、楽器を作って下さい。そうすれば、私はいつもあなたの側にいられますから」
スーホは馬頭琴という素晴らしい楽器を作りました。
馬のギターです。スーホが馬頭琴を奏でると、みんなが聞きに来ました。
P.101
スーホは、馬頭琴を奏でると、白馬と過ごした楽しい時間と白馬の死の悲しみを思い出しました。
スーホは、白馬は今なお一緒にいると感じていました。
タグ: VISTAⅠ, 三省堂, 本文全訳関連する投稿
Topics: VISTAⅠ |
Comments
You must be logged in to post a comment.